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就活や転職で必要になるのが自己分析ですが、そのやり方が分からない方が非常に多いです。自己分析という言葉自体が抽象的で、何を分析したらいいの?となります。

過去の経験を考えるだけが自己分析とは言えないですしね。

おそらく、現在進行形で就職活動や転職活動をされている方も自己分析には頭を悩ませていると思います。

ただ、自己分析のやり方はそこまで難しくはありません。ポイントさえ押さえておけば誰でも簡単にできるものです。その具体的な方法について、これからお伝えさせていただきます。

まず大前提ですが、就活だろうと転職だろうと自己分析の方法に違いはありません。表面部分では多少の差異はありますが、根っこの部分では一緒です。

というのも、就活であろうと転職であろうと目的は、「自分の理想の企業から内定をもらうこと」だからです。

そうですよね?目的は同じなはずです。

なので、この目的を達成するために、自己分析を行っていくわけです。自己分析はあくまでも、目的を達成するための手段に過ぎません。まず、このことを理解して欲しいです。

では、その目的達成するための具体的な自己分析のやり方ですが、実は2つの方法しかありません。非常にシンプルなんです。

  • 何がしたいか?(企業選びや志望動機のための自己分析)
  • 何ができるか?(自己PRなど自分の強みを把握する自己分析)

この2つですね。本当にこの2つだけです。

なので、就活であれ転職であれこの2つが明確なのであれば、過去の経験など考える必要はありません。ただ、普通はこの2つが最初から明確ではないので、過去の経験を探っていくわけです。

では、順に解説していきます。

何がしたいか?(企業選びや志望動機のための自己分析)

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具体的な自己分析を行う前に是非とも考えてもらいたいことがあります。
それは、「働く」ことの意味です。

あなたは働くことの意味を聞かれれば何て答えますでしょうか?

生きること、お金を稼ぐ、社会に貢献することなど、正直言って答えなど山ほどありますよね。では、主観的な部分は除いて、客観的な側面にフォーカスしてみます。

就職して働くようになると、あなたはおそらく朝の9時から夜の9時ぐらいまで働くことになると思います。残業がない会社もあるかもしれませんがほとんどの会社は必ずといって残業があります。

1時間の昼食休憩を除けば、一日約10時間働くことになります。これが一週間に5日間で中には休日出勤を多少はすることになると思います。

一日は24時間で、一日10時間働いたとして、寝る時間や食事を除けば、仕事がある日にはあなたが自由に使える時間はほとんどないんです。これが実態です。

中には、毎日帰るのが終電だとか、深夜をまたぐ会社もあります。働くとはこういうことです。本当に大変です。あなたは今後人生の大部分をこれから働いて過ごすことになるのです。

学生時代に当たり前のように行っていた友人と遊ぶことや、旅行に行くことなど自然とできなくなります。就職する=働くということは、あなたの人生そのものに多大な影響を及ぼします。

なので、自分に合った企業で働くということは非常に大切なんです。まず、このことをご理解ください。

自分が望む生き方を決める

企業を選ぶ上で、自分の生き方を考えることの重要性はご理解頂けたかと思います。ただ、どういう生き方をしたいか?なんて聞かれても、すぐ答えることはできないと思います。

そこで、仕事に絡めて4つの生き方をご紹介させて頂きます。そして、その中の一つの生き方を決定して下さい。

①ライフワーク

「ライフワーク」とは好きなこと・やりたいこと・得意なことをやって、お金を稼ぐ生き方=働き方です。言わば、天職といったところでしょうか。

お金を稼ぐ定義としては、生きる上で必要最低限の生活はできるとさせて頂きます。

この領域の人は、人生と仕事を同義と考え、好きで得意なことを軸に職業を選んでいます。なぜ得意なことがなければいけないかというと、お金を得るためには人に喜びを提供できなければいけません。

喜びを提供するためには、好きなだけでなく得意(他者より秀でている)である必要があります。

野球選手を例にすると、イチローは高給ですよね?高給の理由は野球が好きであり得意だからです。得意だからこそ、高成績を残せて、他の選手より多くの人々に喜びを提供出来ています。

だから、給料が高いんです。

②ドリームワーク

 
「ドリームワーク」とは、好きなこと・やりたいことをやってはいるけど、お金は稼げない生き方=働き方です。言わば、夢を見過ぎているといったところでしょうか。

この領域の人は、お金を重要視していません。お金なんてなくても大丈夫という生き方です。ですから、好きなこと・やりたいことだけを軸に職業を選んでいます。

③ライスワーク

「ライスワーク」とは、得意なこと・生活・お金を軸にした生き方=働き方です。この領域の人は、完全に人生と仕事を切り離しており、仕事は生きるための手段としか考えていません。

職業を選択する際も、収入・安定・福利厚生・人からの評価等を基準に選ぶ傾向があります。お金はありますが、仕事自体には満足していません。

④デスワーク

「デスワーク」とは、選択基準が何をするにしても、何となくやマイナスな感情です。

ですから、この領域の人は、ストレスが溜まる仕事をしている割に、お金も全く稼げていません。毎日が辛いだけです。日本ではこの領域の生き方が非常に増えているように思えます。

以上4つの生き方をご紹介させて頂きました。誰もが、この4つの領域のどれかに属しています。私は、就職活動中は「ライスワーク」の考え方で進み、現在「ライフワーク」の領域で生きようと努力をしています。

あなたは、4つの中でどの領域で生きたいですか?これが明確になれば、企業選びの軸のヒントが見えてくるはずです。

コア

内定を取るために最も重要なものが「コア」です。正直これが分かれば、ほとんど自己分析は終わったようなものです。

コアとは何かというと、あなたという存在の芯の部分です。根っこの部分であるが故に、コアは無意識にあらゆる場面で活かされます。

コアが見つかれば、何がしたいか?何ができるか?を見つけることができます。

また、コアが分かればオリジナリティが生まれ、一貫性が生まれます。面接でも何を聞かれても答えることが出来ると思います。

逆に、コアがいと他の求職者と差別化ができず、一貫性もなく、魅力も生まれないでしょう。それほど、コアを見つけることは、就活や転職をする上で大切です。

では、私の友人のコアを例にしてどういったものか説明します。

私の友人は学生時代サッカーサークルのサークル長をやっていました。何とサークルの全国大会で日本一になり海外遠征に行ったりしていました。

当時の私からすると、話すネタもあり実績もあり羨ましい限りでした。友人自身もすぐ内定を取れると思っていました。しかし、蓋を開けてみるとエントリーシートや面接でことごとく落ちたのです。

なぜかというと、コアを軸にアピールできていなかったからなんですね。サークルで日本一に導いたから凄いというアピールばかりしていたのです。

それがよくないことに気づいた友人は、あらゆる場面で活かされているコアを探りました。そして友人は、家族のような雰囲気をつくりたいというコアを発見したのです。

友人は、一人っ子で昔から寂しい思いをして生きてきたそうです。そういた背景から、友人達を家族のような目線で見ており、家族・一体感という価値観が自分の根底にあることに気付いたのです。

その友人は、中学生・高校生と委員長やキャプテンを積極的にやっておりリーダーシップがありました。そして、学生時代はサークル長です。

それも全て、自分のコアに家族・一体感というテーマがあったからこそだったのです。それに気付いた友人は、エントリーシート・面接でも、

私には(家族のような一体感をつくりたいという想いから)○○○ができます。例えばサークルでは×××という場面で○○○をすることで50人を同じベクトルに向かわせ、結果的に日本一になりました。

というアピールを取ることで、見事内定を勝ち取ったのです。コアが見つかれば、オリジナリティが生まれ一貫性が生まれます。

コアとはこういったものです。ですから、あなたもコアを見つけましょう。今、コアがぱっと浮かぶのであれば問題ないですが、おそらくすぐに見つかるものではありません。

コアを見つける方法ももちろんありますが、それは説明上、次の項目とあわせて
お話しさせて頂くのが分かりやすいと思いますので、ここでは省略します。

何ができるか?(自己PRなど自分の強みを把握する自己分析)

好きなスキル、得意なスキルを見つける

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ここから、何ができるか?についてもお伝えしていきます。内定を取るためには、あなたの売り=強みを見つけることが重要です。

「私は◯◯ができる。」という、自己PRの最初の結論の部分ですね。スタートで◯◯ができるというのを伝えて、その後、根拠を説明していくわけです。

そしてその◯◯は、好きで得意である必要があります。片方だけでは駄目です。好きなだけでは、企業に価値を生み出せず必要とされません。

逆に、得意なだけではあなたが会社に入って仕事をしても心が満たされないでしょう。

ここに、何がしたいか?のヒントが隠されています。何がしたいか?何ができるか?の両方を満たすために、好きで得意なスキルを見つけましょう。

スキルとは動詞です。仕事をする上で、誰もが動詞を使って仕事をしています。仕事=動詞と言っても過言ではないでしょう。

例えば、次のようなものです。

  • スポーツ選手=「運動する、練習する」
  • 先生=「教える、助言する」
  • 芸術家=「創造する、描く」
  • カウンセラー=「傾聴する」

最終的には、あなたが好きで得意なスキルを見つけて、企業が求めるスキルを一致させます。スキルというのは、考えれば無限に出てくると思います。

一度、好きなスキルから紙にでも書きだしてみてください。

好きなスキルは見つけたが、得意ではないなと思ったとしても現時点ではかまいません。数を出すことが大事です。

エントリーシートや面接で使えないと思ってもいいです。書き出した上で、得意なスキルなのかを考えていきましょう。

最低10個ぐらいは出てくると思います。具体的には、小学生時代、中学生時代、高校生時代、学生時代と各々5~10個づつ書いてください。

ここで1点注意して頂きたいことがあります。それは、好きなスキル=その行動そのものということです。

他の人の評価はどうでも良いのです。要は自己満足です。例えば、塾講師で勉強を教えており塾の生徒や生徒の親から褒められ満足しているとします。

その人は、褒められることが好きなだけであって、教えること自体は好きではないかもしれません。誰でも、褒められることは嬉しいものです。

ですから、好きなスキルを書き出すときは、それを使っているだけで楽しい、満たされる動詞を書き出して下さい。そして、無心で本音で書くようにして下さい。理屈は抜きです。

子供のような気分で、直観で紙に書き出してみてください。

  • 歌うこと:エネルギーを発散できるから。自分を表現できるのが楽しい。
  • 遊ぶこと:友達とワイワイするのが本当に大好き。
  • 運動すること:理屈抜きに純粋に楽しかった。得意であったのもある。一番になることが快感だった。
  • 創造すること:新しいものに触れるとワクワクするから。誰もしていないことをするのが、大好きだった。
  • 影響を与えること:自分が力のある人間だと自負できるから。自分は重要な人間だと認識できる点が好き。

上記のような感じでです。書き出せたら、

  • 過去から現在まで多数の場面で活かされているスキルは何か?
  • 今後も使っていきたいと思うスキルは何か?

上記2点を考えてください。なぜなら、今まで一番時間をかけてきたものこそ、あなたの得意なスキルであり、今後も使いたいスキルが企業選びの軸になるわけです。

もちろん得意なスキルだからといって、それを面接でアピールすればいいというわけではありません。しっかり、企業の仕事内容と結びつくてアピールする必要があります。

コアを見つける

ここまでできて、ようやくコアが出てきます。再度説明させて頂きますが、コアとは、あなたという存在の芯の部分です。

故に、あらゆる場面で活かされています。現時点で、あなたの最も好きで得意なスキルが見つかっています。そこから、更に深堀りして、その背後にあるものを見つける必要があります。

その背後にあるものこそが、コアです。これがあれば、説得力が断然違ってきます。

「◯◯というスキルをあらゆる場面で活かしてきましたけど、実は△△という理由から生まれたものなんです」と、この△△を面接で言えるようであれば、面接官からも、

「あぁ、なるほどな。凄く共感もできるし全てはそういうことだったんだな」と非常に魅力ある学生として見られます。

上記の例で言うと、「なぜ盛り上げることが好きで得意になったのか?」に対する答えを見つけるのです。おそらく「それ以上の答えなんてあるはずがない」と考えている方が多いのではないでしょうか。

しかし、必ずそれ以上の答えはあります。

では、その背後にあるコアどこに眠っているのでしょうか。私は、3つあると考えています。

①過去のトラウマ

 
トラウマ的経験というのは、人に話したくないような非常につらい経験です。それは、その人の人生に無意識に多大な影響を与えます。

私の友人に、底ぬけて明るい友人がいます。何かあれば、笑いにかえるような性格でその人の周りには常に笑顔が溢れています。

ただその友人は、初めからそういう性格ではなかったそうで、聞いてみると昔いじめられてたことがあったそうです。

そのトラウマとも言える経験から、いじめという人を悲しませるようなことではなく、人を笑顔にしたいと無意識に思うようになったそうです。

それが元となり、周りの人を笑顔にできるという、好き=得意なスキルが生まれたのです。

②コンプレックス

コンプレックスというのも同様に、その人の人生に影響を与えており生きる上でのエネルギーになります。負のエネルギーというのは非常に強大です。

人よりある部分が劣っており周りからバカにされてきた。それが嫌で、バカにしてきた人達を見返してやろうと他の部分で頑張って成果を出したい。

そういう思いをかかえて努力している人たちというのは、結構いるのではないでしょうか?例えば、コンプレックスから何に関しても一番になりたいというコアが生まれ、粘り強く結果が出るまで努力するというスキルが生まれる人がいてもおかしくはありません。

③家庭環境

これは、まさに先程の友人の例ですね。一人っ子で、寂しい思いをしてきたが故に家族・一体感というのを何よりも重視するようになったんですね。

家庭環境は、あなたの価値観に多大な影響を与えています。私の例でいくと、兄がおり親から常に兄と比べられてきました。

そんな環境で育ってきましたから、周りの友人には負けたくないと努力して頑張ってきました。なぜなら、友人に負けているようでは優秀な兄には勝てないと思っていたからです。

そんな想いから、「人より価値あるものを提供し、影響を与えたい」というコアが生まれたものと考えています。

以上3点が、コアを生み出す要因となっていると私は考えております。もちろん、それ以外にもあると思いますので、

コアの背後にあるものを見つけましょう。そして、あなたの中で「◯◯だから、こういうコアが根付いているんだな」と納得できるようにして下さい。

そして最後に、「(コア・スキルから)今後は◯◯になりたい。もしくは、◯◯したい。」。そういった、ビジョンを明確にしていきます。これで、何がしたいか?が根拠をもって明確になります。

まとめ

以上、自己分析のやり方について細かく解説してきました。繰り返しにはなりますが、就活であれ転職であれ、自己分析は2つしかやることがありません。

  • 何がしたいか?(企業選びや志望動機のための自己分析)
  • 何ができるか?(自己PRなど自分の強みを把握する自己分析)

この2つです。上記で紹介したのは、一つの方法に過ぎませんが、参考にできる部分はあると思います。是非、お役立てください。