8cb3b5f98951ea07f30902679eabccb9_s

「自己分析では『なぜ?』という問いを5回続けることで深堀できる」と言われますが、ほんとにそうなのか、どうして深掘りできるのかのかがわからない、って思うこともありますよね。

そもそも、1つのテーマに関して5回もなぜを繰り返すなんて経験、これまでしたことはありません。それが必要だったこともないですよね。それがなぜ、就活の自己分析で勧められるのか。

就活中にあなたと同じ疑問を抱いたことのある私から、ちょっとだけお話しさせてくださいね。一応、確認の意味で説明しておきますと、この方法はトヨタ自動車工場の元の副社長が、問題やトラブルが起きた際の対応策として発案、実践したものです。

何かトラブルやミスが起きたら、「なぜ」を5回繰り返すことによって、その真の原因を炙り出すわけですね。

この方法が、就活生の自己分析にも用いられるようになったわけですね。では、具体的にどういうやり方なのか、例をあげてみますね。

たとえば、「何事にも飽きっぽい自分が、居酒屋のアルバイトを大学入学以来継続している」というテーマについて、自己分析するとしましょう。

「なぜ、居酒屋のバイトが長続きできているのか?」というのが、最初の問いになります。答えは「バイト仲間との人間関係が良好で、楽しいから」。

「なぜ、楽しいのか」が2番目の「なぜ」です。答えは「同世代のバイトがほとんどだから」。「なぜ、同世代のバイトがほとんどだと、楽しいのか」。答えは「話が合って、話を楽しめるから」。

「なぜ、人と話をするのが楽しいのか」。答えは「孤独が苦手な寂しがりな性格で、多くの人といっしょにいて話をすると、心が落ち着くから」。

「なぜ、孤独が苦手で寂しがりな性格になったのか」。答えは「大家族で育ったから」。

いかがでしょうか。普通に自己分析する場合は、最初の問いだけで終わってしまいます。すると「人間関係が楽しいから」という理由だけしか、把握できません。

そこから自分の性格を分析するなら「人間好き」ということになりますよね。

ところが、こんな風に「なぜ」を繰り返していくと、「話好き=コミュニケーション能力がある」、「大家族で育ったため、多くの人と一緒にいると落ち着く=協調性がある」というような性格が浮き彫りになってきます。

さらに、「孤独が苦手で寂しがり」という性格まで見えてくるわけですね。

自分の性格や行動傾向、好みについて、ただ漠然と自己分析しようと思っても、なかなか本質は見えてきませんよね。

深堀りしてこそ、本当の自分の姿がわかってくるんです。つまり、「なぜ5回」は、そのために便利な方法と言っていいでしょう。便利な方法があるなら、それを使わない手はありませんよね。

私は、上記のような内容のことを先輩からアドバイスされました。それで「なぜ5回」を実行して、就活に生かすことができたんです。私の経験を、参考になさってくれると嬉しいです。