3月に入りまして就職情報が解禁され、さまざまな企業の説明会に赴いたり、就職支援サイトの情報を絶えずチェックする日々を過ごしているかと思います。
その中で、自己分析という言葉に誰しもがぶつかっていることでしょう。
哲学や道徳的なこの言葉のニュアンスといい、自己分析のフローチャートを見ていると、こんなの果たして必要なのか、やらなくてもいいじゃないかと思うかもしれません。では実際問題、自己分析をやることに意味はないのでしょうか?
かくいう私も昨年の就職活動の際に、自己分析には苦労させられた覚えがあります。自己分析とは本当に厄介な作業です。
一度やった自己分析で希望通りに内定をもらえれば、苦労はないのですが、ほとんどの人は何度も自己分析を重ねてようやく内定をつかめていました。
本当にめんどくさいし、時に自分とは何かということで、病んでしまうこともあり、自己分析なんてやりたくない、ただなんとなく予定が合う企業でいいやと考えてしまうこともありました。
こんな話をしてしまうと、ますます自己分析なんてマイナスなだけで、意味はないじゃないかと思われるかもしれません。
しかし、自己分析とは無駄なことではなく、絶対に意味のあるものなんです。就活を終えた今だから真にそう言えます。
なぜ、意味があるかといえば、これから先の人生というもの自分と向き合ってその自分をどうしていくかの積み重ねだからです。
これまでの学校教育という環境においては、カリキュラムに沿ってその線上でなんとなく歩いていればよかったものの、それを終え、社会に出るということは、これからはそのようなカリキュラムなしに手探りで自分の道を歩いていくことだと思います。
そういう意味でこの就活はその初めの一歩なのです。ここできちんと向き合わないと絶対にそのつけは後々について回ります。まだ今だから動きやすく、また失敗も許される年齢、身分だけに今がチャンスなのです。
確かに病んでしまこともありますが、それも含めていい経験であり、この道で進むことに対して揺るぎない決心を持つために自分には必要な時間だったと就活を終えた今、そう思えます。
これからのなりたい自分に向かって、正解とはいいがたいし、遠回りかもしれないが、この道で進もうという活力を与えてくれることにはなるはずです。
本当に大変な作業ではありますが、二三転したあなたの自己分析も最終的なそこにたどり着くために必要だったと思えるはずです。
七転び八起きです!頑張ってください。