就活で自己分析をしている時には、いろいろな疑問が浮かぶものですよね。
その中の一つが、「自己分析して、未来について考えることなんてできるの?」という疑問でしょう。
あなたと同じように、私もかつてそのことを疑問に感じたものでした。
そして、社会人になった今、その疑問に答えることができるようになったと思っています。私なりの考え方を、少しだけお話ししますね。
自己分析は現在の自分を見つめ、これまでの自分を振り返るとことからスタートしますよね。
つまり、自己分析がターゲットにしているのは「現在」と「過去」なわけです。
その二つの時間における「自分」を分析することによって、自分の強みを見つけ、それを履歴書や面接の際のアピールポイントにするのが、自己分析の目的と言っていいでしょう。
それが分かっているからこそ、「未来について考えることができるのか?」という疑問がわいてくるわけですよね。
その疑問に対する私の答えは「できる」です。未来について考えることも、自己分析の大きな目的の一つだと、私は考えているんですよ。
自己分析すれば、自分の強みや弱み、個性、性格、能力、さらには適正が分かってきます。
ここがポイント。つまり、自分の向き不向きを把握することによって、「自分に適した就職先」が見えてくるわけですよね。
「どんな会社に就職して、どんな仕事をするか」というのは、あなたにとって「未来」のテーマにほかなりません。
就活の目的は、「なんでもいいから就職先を決める」ということではありませんよね。
「長く働くことのでき、仕事にやりがいを感じられるような就職先を決める」というのが、就活の本来の目的のはずです。
言い換えると、「未来の自分」がより大きな幸福を手にすることができるように、ベストマッチの就職先を探すわけです。
そのための自己分析なのですから、当然、「未来」が大きなテーマになるわけなんですよ。
まちがった自己分析をして、自分の適性を正確に把握できないと、自分に向いていない就職先を選んでしまうこともありますよね。
そうなると、未来の自分はその会社に長く働くことが難しくなるでしょうし、やりがいを感じられないにちがいありません。
そうしたミスマッチを起こさないようにするのも、自己分析の目的なんです。
「この業界のこういう会社に入社して、こういう職種に就いた場合、自分にはどんな未来が待っているのか」を考えた時点で、すでに「未来について考える」ということになっているわけです。
これが、社会人の私が今考える、あなたの疑問に対する答えです。
もちろん、いろいろな考え方があるでしょうか、自己分析が「未来」と密接に関係していることは間違いないと思いますよ。
ぜひ、前向きに、プラス思考で自己分析に取り組んでくださいね。